INTERVIEWインタビュー
-
入社の決め手
インフラ事業は、縁の下の力持ち
人の助けになりたい…それは私が子どもの頃から抱いていた思いです。しかも表舞台で注目を浴びるよりも、陰ながら誰かの役に立つことを理想としていた私にとって、インフラ事業はしっくりくるものがありました。普段、私たちが当たり前のように利用しているガスや水道などの設備は、目立たないながらも社会を根底から支える縁の下の力持ちです。ほかにも、大学院で電気電子工学を専攻していたので、電気系の知識を活かして社会のためになる仕事をしたいと考えていたことも大きかったです。多くのインフラ系企業のなかで日鉄P&Eを志望したのは、パイプライン事業に惹かれたからです。パイプラインの中を通ってガスや水、石油といった流体が遠隔地に送り届けられて人々の役に立つ、その事実がとても興味深く感じました。そして工場や事業所に送り届けられることで産業の発展にも貢献できます。生活基盤における“パイプライン”の位置付け、その維持管理に関われることが入社の決め手になりました。
-
現在の仕事内容
道路上で検査装置を手で押して調査を実施
当社の独自技術であるハイパーコーディンスを用いた埋設パイプラインの塗覆装損傷調査に従事しています。ハイパーコーディンス調査は、地中に埋設されたパイプラインの塗覆装損傷部を高精度に検出する調査で、“埋設パイプラインの健康診断”です。具体的には、検査装置を手で押して管の上を走行することによって、地中のパイプラインの塗覆装が損傷しているか否かを診断していきます。鋼製のパイプラインはそのままの状態で土に埋めると腐食してしまうので、外面に塗覆装をコーティングしています。その塗覆装が損傷していると鋼面が腐食して、ガス漏れ、水漏れ、下水漏れといった重大な事故を引き起こしかねません。調査は、当社の営業を通して、ガス、エネルギー、水道事業者のお客様からご依頼を受けて実施します。お客様が抱える不安や気になっていることを丁寧にヒアリングすることに重点を置いて業務にあたっています。
-
これから挑戦したい事
社内外に調査の意義をアピールしていきたい
パイプラインは生活基盤を支える重要な施設で、その維持管理に関わることが出来るハイパーコーディンス調査は社会的にも重要だと考えています。
社会的に意義のあるこの業務にやりがいを感じていますので、今後もハイパーコーディンス調査に携わり続けたいという気持ちを持っています。
しかし、現在は小数で全国からのご依頼に対応しているため、どうしても調査のキャパシティには限界があります。この調査にはパイプラインに関する専門知識に加え、電気に関する知識も必要なのでハードルは低くはないのですが、電気系を学んでいる学生にアピールしたり、新入社員が入社してきたら技術室を志望するようアピールしたりしています。そして人材を確保して、後輩を育てることにも尽力していきたいと考えています。 -
会社・仕事の魅力
津々浦々出張先でのささやかな楽しみは…
調査は全国各地で行なわれるため、出張が多いことも特徴です。今まで訪れたことのない土地に行って、その土地ならではの地酒を味わうことは、ささやかな楽しみとなっています。大学院での研究生活を終え、当社に入社して強く感じたのは、社員の皆さんの温かい人柄です。何でも気軽に相談できる親切な先輩ばかりです。この素晴らしい職場環境も私の自慢の一つです。
-
一日の流れ
調査は体力勝負、体力維持もルーティン
調査を実施する場合、8時30分に集合して、ミーティングをしてから調査開始。昼休憩を挟んで、14時頃まで調査を行います。終日屋外での作業で体力が必要となるため、日頃から健康管理に留意して、万全の体調で調査に取り組んでいます。調査終了後は、現場が近郊であれば本社に戻り、遠方であれば宿舎にて、その日の調査範囲、調査の結果を速報レベルでまとめた日報を作成して、お客様に報告書を提出します。
-
08:30
調査現場に
集合、調査 -
12:00
昼食
-
12:50
調査
-
14:00
調査終了
-
15:00
日報作成
-
17:20
退勤
-
-
休日の過ごし方
登山同好会で山に目覚める
登山でリフレッシュしています。日鉄P&Eに入社してから登山同好会に入り、山に目覚めました。昨年は長野県の八ヶ岳に登りました。横浜で生まれ育った私にとって、大自然の壮大な景色は実に新鮮で驚きの連続です。同好会は、業務で接点のない社員とも親睦を深めることができて、会社で顔を合わせた際にも会話が弾むなど、新たな人間関係を築けるのもいいですね。