INTERVIEWインタビュー
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入社の決め手
「面白そう!」とピンときたのが設計だった
大学ではエネルギーのベストミックスについて研究していました。太陽光発電や化石燃料など、多様な発電方法があるなかで、安定性や経済性、環境性等を考慮した最適な組み合わせを探求する分野です。エネルギーについて学ぶうちに、インフラの安定供給が人々の生活を支えていると実感し、就職活動ではインフラ業界を中心に検討しました。業界は定まったものの、自分が関心を持って取り組めそうな仕事は何か明確にはわかっていなかったので、職種に関しては限定せずに幅広く見ていきましたね。そんなときに、環境科学部の先輩で日鉄P&Eに入社した方が大学に説明会に来てくれて、会社の存在と設計職について知りました。インフラ業界には、ガスや水道を提供する企業もありますが、パイプラインは、インフラの根幹を支える存在だと感じましたし、設計の知識はなかったものの「面白そう!」と惹かれました。当社では、ガスやエネルギーも扱っていますが、水が最も身近に感じられて当初から水道を志望しました。
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現在の仕事内容
案件ごとに異なるさまざまな条件から最適な構造を導き出す
水道管の設計をしています。水道管というと一般のご家庭で使われている口径13ミリとか20ミリの細い水道管を思い浮かべるかもしれませんが、当社で扱っているのは道路の下に埋設される1メートルあるいは2メートルを超えるような太い水道管です。これらの水道管は、埋められた上にどれくらい土壌が乗るか、道路を何台の車が走行するのかによって管厚が異なります。営業から設計の依頼が来たら、細かな情報を確認して構造計算や強度検討を行いながら、図面を仕上げていきます。ほかにも、水力発電所の水圧鉄管の設計も私の業務です。水圧鉄管は外に露出しているので、雪や風の荷重などの条件を考慮して設計します。水道管でも水圧鉄管でも設計をする際には、もっといい構造にできないだろうかと考えながら取り組んでいます。お客様から提示された仕様や図面に沿って設計しますが、改善点やリスクが潜んでいることもあります。課題をいち早く見つけ出し、より質の高い提案をしていきたいですね。
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これから挑戦したい事
知識と経験値を増やして、よりよい設計を
設計の知識がゼロだったところからスタートして、水道管設計の基礎から学び、3年経ちました。基本的なことができるようになったと感じている今、他の部署ではどのように仕事を進めているのだろうと気になってきています。今後は、水道管設計以外の仕事にも挑戦したいですね。例えば、配管ルートを決定する部署があって興味を持っています。挑戦したい分野もやはり設計であるのは、純粋に「面白い」と感じるからです。最初の頃はどれも同じような管だと思っていたのが、次第にさまざまな工夫やリスク対策がなされていることがわかるようになりました。そして自ら工夫をした図面を先輩に見せると、「そこはこうすべきじゃない?」とか「こんなリスクも考えられるから、もう少し違う視点で考えてみたらどうかな」とすぐに的確なアドバイスが返ってきます。先輩方の知識の深さと設計への情熱に圧倒されますし、そのかっこいい姿に少しでも近づきたいという思いが、私の設計へのモチベーションとなっています。
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会社・仕事の魅力
設計はやる気があれば専門分野問わず!
設計や力学を専門として学んでこなかった方でも、設計に興味があれば臆することなく挑戦すべきだと思います。入社後、材料力学や構造力学を自ら学ぶ努力は不可欠ですが、周囲には親身に指導してくれる先輩たちがたくさんいます。私自身も、先輩が構造力学講座や配管設計講座を開講してくださり、丁寧な指導と課題を通して理解が飛躍的に深まりました。
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一日の流れ
ラジオ体操で爽やかに1日が始まる
朝は8時30分に出社してメールをチェックすることからスタート。55分になると自席でラジオ体操をします。現場でラジオ体操をするのは一般的ですが、当社は本社でも放送が流れます。基本的には一日中設計作業を行っています。部署内の会議や案件ごとの会議等があれば参加します。また、担当案件の現場視察や工場検査立会のため出張に行くこともあります。昼食は、社員食堂でとることが多いですね。社食はおいしいと評判です。好みのメニューは自分で盛るセルフカレー。金曜日は「ホワイトカレー」や「タイカレー」といった特別メニューになるのでおすすめですよ。
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08:30
出社
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08:50
ラジオ体操
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09:00
設計作業
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12:00
昼食
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12:50
設計作業
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17:20
退勤
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休日の過ごし方
バドミントンと登山、2つの同好会に所属
会社のバドミントン同好会と登山同好会に入っています。バドミントンは仕事終わりに会社近くの体育館で活動しています。登山同好会は、初心者向けの低い山に行って山の魅力に気づき、本気登山チームにも参加するようになり、昨年は八ヶ岳に登りました。地方出身で上京前は東京に友人が少なく不安もありましたが、同好会を通して仲間ができて楽しく過ごしています。