Project03
身近なガス工事の “リアル”とは?
深夜の都心で中低圧ガス導管の工事を担う
低圧導管工事部
当社は現在、中低圧ガス導管の工事を年間で約9000件も手掛けています。ただし、同じような工事内容であっても、「都心と地方」あるいは「昼と夜」ではいろいろな違いがあることをご存じでしょうか。各作業環境ならではの特徴や気を付けるべきポイント、さらには安全・品質向上のための取り組みなどを、中央工事室や協力会社の方々に聞きました。
About 工事概要
| 発注者 | 東京ガスネットワーク(株) 中央導管ネットワークセンター |
工事名 | 東京駅近傍再開発に伴う低圧ガス管300A管種 変更工事 |
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Interview 工事状況
PERSON
01
Webカメラの遠隔監視システムで
トラブル対応を迅速化、安全・品質の向上を実現
トラブル対応を迅速化、安全・品質の向上を実現
中央工事室では、すべての現場にWebカメラを設置し、「安全・品質サポートセンター」の担当者が遠隔でリアルタイムに現場の状況を把握・声掛けするシステムを構築。現場監督に加えて“外部からの監視の目”を追加することで、さらなる安全・品質向上に役立てています。私のような立場では、いざトラブル等が起きた際に、Webカメラを使って問題部分の詳細などをリアルタイムで確認可能となったことは大きなメリットです。対処法などをより的確に指示できるようになり、とても助かっています。
PERSON
02
現場監督の「孤独感」も
遠隔監視システムで解消
遠隔監視システムで解消
地方と違い都心の工事では、上下水道管や電気、電話、通信関連のケーブルなど、ガス以外の配管も多く埋設されています。そのため、図面通りに工事できないばかりか、穴を掘って管の現状を確認したものの「今日は作業できない」と判断せざるを得ないことも多く、臨機応変な対応が求められます。そういったなかで、Webカメラでの遠隔監視システムはこれまで一人で頑張ってきた現場監督の「孤独感」を和らげてくれると感じます。経験豊かなサポートメンバーからのアドバイスもあるので、他部署でもきっと役に立つでしょう。
PERSON
03
都心の大通りでは深夜工事が一般的、
安全確保と第三者への注意喚起が重要
安全確保と第三者への注意喚起が重要
交通量の多い都心の大通りなどでは、深夜の工事が一般的です。夜間工事では当然「照明」が不可欠ですが、これは“作業員の安全確保”だけでなく“第三者への注意喚起”という意味合いも強くあります。現場が暗いと工事していることに気づかず侵入してしまう車両もあるので、目立つように明るくすることが重要なのです。そのほか、NSPEさんとの仕事では一般的なガス工事とは異なる作業も多いため、我々にとっては“自身がスキルアップできる”という点が、とても魅力的で大きなメリットとなっています。
作業前のミーティングでは当日の流れや注意点などを確認
ときには片側4車線すべてを通行止めにする工事も
都心では高度経済成長期に埋設された管の入れ替えが多い
Webカメラは作業場所がよく見えるように設置する
サポートメンバーは複数の現場を同時に確認できる
プロジェクト当時のものとなります。