バッキングレス全層MAG自動溶接法 NSMAG®-BL

はじめに

バッキングレス全層MAG自動溶接法は、当社の誇る高品質のMAG自動溶接法を発展改良させたもので、Cu裏当てを用いなくても、良好な裏波ビードを確保できるMAG自動溶接法です。従来、初層を手動TIG溶接、残層をMAG自動溶接で行っていた500A以下の口径へも全層MAG自動溶接の適用を可能としました。
2014年JGA技術賞を受賞しました。

SST-自動MAG溶接装置

内面

バッキングレス全層MAG自動溶接法の特長

裏当て無し裏波溶接

断面マクロ

Cu裏当て無しで、美しい裏波ビードを形成します。

高品質

6時位置 裏波形状

JIS Z 3104(X線透過試験)で、ほぼ100%の1類判定が得られます。

 

脱技能・品質安定性

500A以下の鋼管の溶接でも『初層手動TIG溶接』が不要の全自動溶接です。作業環境、溶接士の技量・疲労の影響を受けず、常に安定した高品質を維持します。

適用メリット

狭所(作業環境)、連続施工要求(疲労蓄積)の工事現場でも、常に、高品質を維持します。シールドトンネル内配管で特に効力を発揮します。

バッキングレス溶接法の原理

溶滴移行状態をモニターしつつ、溶接電流を制御することにより電流ピンチ力による溶滴移行を無くし、表面張力を最大限に利用した静かな溶滴移行を行います。裏波溶接が容易&スパッタの減少

 

 

バッキングレス溶接法の装置構成

バッキングレス溶接電源

 

MAG制御装置

 

500A油圧クランプ
※Cu裏当て無し

STT溶接法の実績

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