MAG自動溶接による溶接状況
(母材:API 5L X65 600A×17.6T)
当社のMAG自動溶接は、国内初のMAG自動溶接法として1983年に現地施工に適用され、高品質、高能率の全姿勢円周溶接方法として 57,500Rを超える実績を残しています(2017/3現在)。本自動溶接装置の特徴は、高品質/高能率/高信頼性の3つであり、高い完成度を誇ります。MAG自動溶接法の概要を説明します。
1類フィルム判定率:99%以上
(JIS Z 3104(X線透過試験)による溶接部検査成績)
溶接時間が被覆アーク溶接の1/2~1/3
軽量かつ堅牢な構造で、狭所、低温、酷暑、高湿、等あらゆる環境で安定した動作が得られる。
MAG溶接は、溶接部をAr-CO2の混合ガスでシールドしつつ消耗電極ワイヤを自動送給して行う高能率のアーク溶接法です。これに管周を自動走行する機能を持たせたものがMAG自動溶接装置であり、国内・海外で幅広くパイプラインの高能率溶接法として利用されています。図2にMAG溶接法の概要と、MAG自動溶接装置を示します。
MAG溶接法の概略
MAG自動溶接装置
管径別実績(累計リング数)
主要実績
(a)(1)一般開削部での配管溶接
鋼管:API 5L X65 φ610.0×15.1T
(2)シールドトンネル内配管溶接
鋼管:API 5L X65 φ610.0×15.1T
トンネル内径:φ2,000mm
(3)推進発進立坑における溶接
鋼管:API 5L X60 φ426.0×15.6T
立坑内径:φ2,500mm