推進管内浮力式傾斜配管工法 - 傾斜FT工法 -『特許取得済』
はじめに
本工法は、傾斜配管と水平配管の混在した推進管内にFT工法を適用可能にするものです。
工法の概要(例:傾斜配管+水平配管)
工法の説明
傾斜配管と水平配管の混在した推進管内のFT工法は、傾斜部まで水を溜め、水平部は推進管上方に空気層を形成させる構造です。これにより、傾斜部にまで浮力を働かせることが可能となり、さらに水平部についても推進管上方との摩擦抵抗を無くすことで、小さな押込み力で挿入可能とする工法です。
装置の概要例
- エアー遮断機構にて、水平配管部の推進管上方に空気層を保持します。
- 推進管内水位調整機構にて、空気量を調整し水平配管部の水位を調整します。
工法の特長
- 配管作業に関係する到達側作業が推進管内に水を入れて本管を浮遊させ推進管と本管との摩擦抵抗を無くすことにより挿入力が大幅に低減し(実績上1ton以内)、小型の装置で超長距離配管が可能になります。
- 推進管内の水を利用することにより、日々の塗膜抵抗管理が可能です。
- 配管時の推進管内作業が無くなり、安全性が向上します。
- 従来工法(押込み工法の場合)では、発進側・到達側双方での作業が必要になりますが、FT工法では、発進側のみの作業で配管可能です。
- 発進側からの下り傾斜配管とすることで、本管挿入部の止水機構が不要となります。
作業フロー
施工実績
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